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第7回日本聴覚障害学生高等教育支援シンポジウム

更新日2012年2月1日

写真:全体会の様子2011年11月6日に、つくば国際会議場にて日本聴覚障害学生高等教育支援シンポジウムを開催いたしました。このシンポジウムは、PEPNet-Japanが毎年1回開催しているもので、我々の活動の成果をより多くの大学・機関に向けて発信するとともに、全国の高等教育機関における支援実践について情報交換をするものです。

写真:開会式の様子第7回となった今回は、本学関係者を含め約340名が参加し、盛大な会となりました。午前中の分科会では、基礎講座「4年間を通して学生を支えるために−筑波技術大学の実践から−」、「聴覚障害学生の求める通訳とは?−よりよい手話通訳・パソコンノートテイクのために−」、「体験しよう!コーディネーターの業務−支援プラン作りに挑戦−」、「支援の質を高める組織的実践−事例から学ぶ様々な取り組み−」の4つの分科会を行い、非常に充実した意見交換が行われました。

ランチセッションでは、4回目を数え参加者の間では恒例となった「聴覚障害学生支援に関する実践事例コンテスト」を開催し、12の大学・団体から日頃の取り組みが紹介され、参加者の投票によって注目度の高い発表が表彰されました。またつくば市での開催にちなみ、本学の紹介パネル展示や産業技術学部、障害者高等教育研究支援センター教員による機器展示も行いました。
午後の全体会では、文部科学省高等教育局学生・留学生課厚生係・就職指導係長、黒部敦之氏より、障害学生支援の現状と今後の展望について特別講演をいただきました。また、パネルディスカッション「震災時に求められる聴覚障害学生支援のあり方とは?−東日本大震災後の現状と課題から−」では、障害学生支援と連携した防災システムの在り方について議論されました。

毎年盛況を重ねるこのシンポジウム開催にあたり、実行委員や講師等でご協力いただきました皆様、そしてご参加頂いたすべての皆様にこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。

2012年2月吉日

日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワーク(PEPNet-Japan)事務局


■ 分科会

【分科会1】
写真:分科会1の様子分科会1では、基礎講座「4年間を通して学生を支えるために−筑波技術大学の実践例から−」というテーマで、聴覚障害学生に対する在学期間を通した教育的な関わり方や考え方を紹介するとともに、参加者とのディスカッションを行いました。参加者からはキャリア形成に関する質問が多くなされ、支援技術だけではなくキャリア支援の必要性についても考えられるようになってきたことが伺えました。


【分科会2】
写真:分科会2の様子分科会2「みんなで考えよう!聴覚障害学生の望む通訳とは−よりよい手話通訳・パソコンノートテイクのために−」では、異なる特徴を持ったモデルパソコンノートテイク、モデル手話通訳を各3タイプ視聴し、これらをもとに学部生、修士課程修了者、博士課程修了者のアドバイザー及び参加者で、情報保障のニーズに関する議論を行いました。パソコンノートテイク、手話通訳ともに、教員の意図や論理展開を正確に伝達することの重要性が指摘され、この実現のためには起点言語(音声日本語)と目標言語(文字または手話)の特性の違いを踏まえた上で、論理構造が担保されるように訳出する必要があることが明らかになりました。


【分科会3】
写真:分科会3の様子分科会3では、「体験しよう!コーディネーターの業務−支援プラン作りに挑戦−」というテーマで、現職のコーディネーターをアドバイザーにお迎えし、グループワークで1つの課題に対する支援プランを考えながら「コーディネーターの仕事とは何か」について考えました。あらかじめ設定された状況(課題)に対してコーディネーターがするべき業務をを想像し意見を出し合うことで「コーディネーターの業務」をより具体化し、さらにアドバイザーから経験談などをうかがうことで「コーディネーター」の担う役割の広さやその重要性をあらためて感じていただきました。


【分科会4】
写真:分科会4の様子分科会4では「支援の質を高める組織的実践−事例から学ぶ様々な取り組み−」をテーマに、特色のある取り組みを実施している各大学において、「質」というものをどのように捉えているか、そしてそれをどのように組織・制度という形に表現しているのかについてご報告いただきました。報告された多様な取り組みを整理していくと、「質の高い支援」とはいわゆる情報保障の提供やその質の向上といった特定の範囲にとどまらない、より広範な視点に立って実施されるべきものであることが見いだされました。



■ 全体会

今回は以下の特別企画2つを行いました。

【特別講演】
写真:特別企画の様子特別講演では、文部科学省高等教育局学生・留学生課厚生係・就職指導係の黒部敦之係長が「障害学生の支援について」をテーマに、障害学生支援の現状と展望について語りました。


【パネルディスカッション】
写真:特別企画の様子パネルディスカッションでは、「震災時に求められる聴覚障害学生支援のあり方とは?〜東日本大震災後の現状と課題から〜」と題し、松丈准教授(宮城教育大学)が、東日本大震災後の状況や、そこから浮かび上がった課題を報告。白澤麻弓准教授(筑波技術大学)は、PEPNet-Japanが実施する遠隔情報保障支援システムを活用した大学間の情報保障支援活動について報告しました。これを受けて、藤井克美教授(日本福祉大学)は、「今後は、聴覚障害学生支援と連携した防災システム作りが必要である」と提言しました。



■ ランチセッション

写真:コンテストの様子今年度で4回目となる「聴覚障害学生支援に関する実践事例コンテスト」では、「パネル発表部門」に11大学から12点のポスターを、「PR・啓発グッズ部門」では3大学からの応募を頂きました。会場では熱心に質疑を交わす参加者の熱気が溢れておりました。今年は学生が中心となって活動発表をしている大学が多く、学生同士の情報交換の場としても非常に意義深いものとなりました。

写真:東北地区大学支援プロジェクトの報告ブース同会場内では、東日本大震災時における東北地区大学支援プロジェクトの報告ブースを設け、PEPNet-Japan連携大学・機関を中心として実施した「モバイル型遠隔情報保障システム」の説明・体験を行うとともに、支援利用大学に作成して頂いた支援を利用した感想や御礼を伝えるポスターが展示され、多くの方にご覧頂くことができました。

写真:活動報告PEPNet-Japan連携大学・機関活動紹介ブースでは、全国の連携大学・機関の活動紹介をパネルで紹介するとともに、PEPNet-Japanで取り組んでいる「コーディネーター連携事業」「エンパワメント事業」それぞれの成果報告を行いました。



写真:聴覚・視覚障害学生支援に関する機器展示また、筑波技術大学教員の協力により「聴覚・視覚障害学生支援に関する機器展示」を行い、最先端の情報保障技術や補聴機器についてなど、絶えず参加者との質疑が行われていました。
<聴覚障害学生支援に関する機器展示>
 ・補聴器フィッティング用装置/FM補聴システム
 ・携帯電話を活用した『モバイル型遠隔情報保障システム』
 ・聴覚障害者の講義受講支援のためのプロジェクタを用いた情報保障の検討
 ・聴覚障害学生向けソフトウェア操作教示ツール:SZKIT
<視覚障害学生支援に関する機器展示>
 ・数式を含んだ文書も認識し点字などへの変換を行うInftyシステム
 ・最新の視覚障害者用支援機器貸し出しの紹介

写真:機器展示の様子写真:機器展示の様子2

→『聴覚障害学生支援に関する実践事例コンテスト2011 結果発表』のページへ


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「聴覚障害学生の意思表明支援のために」発行!

平成28年度モデル事例構築事業の成果として以下の冊子を発行しました。

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