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第8回日本聴覚障害学生高等教育支援シンポジウム

更新日2013年3月28日

写真:全体会の様子2012年12月2日に、愛媛大学にて日本聴覚障害学生高等教育支援シンポジウムを開催いたしました。このシンポジウムは、PEPNet-Japanが毎年1回開催しているもので、我々の活動の成果をより多くの大学・機関に向けて発信するとともに、全国の高等教育機関における支援実践について情報交換をするものです。

写真:開会式の様子午前中の分科会では、基礎講座「愛媛大学障がい学生支援体制構築のあゆみ」、「実践!職場でのエンパワメント」、「見て学ぼう!みんなの書き方・打ち方」、「解決!コーディネート現場の悩み」の4分科会を行い、非常に充実した意見交換が行われました。

全体会気任脇段鵡岷蕕鮴澆院∧孤科学省高等教育局の担当官より「高等教育機関における障害学生への合理的配慮について」と題して、障がい学生の修学支援に関する検討会の報告について講演をいただきました。すべての大学が注目する政策動向について、情報を得る貴重な機会となりました。

午後は今年初の試みとして、ランチセッションの時間を大幅に拡大し、企画数も増やして実施しました。5回目の開催となった「聴覚障害学生支援に関する実践事例コンテスト」では、16の大学・団体から日頃の取り組みが紹介され、参加者の投票によって注目度の高い発表が表彰されました。
また松山市での開催にちなみ、愛媛大学、松山大学や松山市内で活動するNPO団体の紹介パネル展示も行いました。
新企画の「ミニセミナー」では、広いランチセッション会場内にセミナースペースを設け、「PEPNet-Japan活動紹介」「聴覚障害学生への合理的配慮」「四国地区の大学紹介(四国学院大学・松山大学)」と様々なテーマを設け30分のミニ講演を行いました。 また同じく新企画の「相談コーナー"トーク&トーク"」では、5つのテーマごとにブースを設け、集まった参加者やアドバイザーが自由に情報交換や相談ができる場を提供し、多くの参加者の方にご利用いただきました。

毎年盛況を重ねるこのシンポジウム開催にあたり、実行委員や講師等でご協力いただきました皆様、そしてご参加頂いたすべての皆様にこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。

2013年3月吉日

日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワーク(PEPNet-Japan)事務局


■ 分科会

【分科会1】
写真:分科会1の様子分科会1 基礎講座「愛媛大学障がい学生支援体制構築のあゆみ−学生たちはどう行動してきたか?!−」では、分科会の柱として「支援体制がどのように確立されてきたか」「現在の取り組みと課題」「大学版モコゲームを使った体験」の3つを挙げて実施しました。 前半は、卒業生や現役学生、支援室職員による取り組み紹介を通し、過去に聴覚障害学生が大学に働きかけてから現在の体制に至るまでのプロセスを、学生の行動を軸としながら振り返り整理しました。後半では、「大学版モコゲーム(試作版)」を使って、聴覚障害学生が大学で講義を受ける際の状況を体験し、支援環境を整える際に必要な支援を学びました。


【分科会2】
写真:分科会2の様子分科会2 「実践!職場でのエンパワメント」では、2011年に実施したエンパワメント事業で試みた「就職に備える:職場での困難」を参考に、就労に向けて大学が取り組むべき支援や、聴覚障害学生自身が在学中に培っておくべき力について考えることを目的に開催しました。
前半は聴覚障害学生が参加する形で3つのグループに分かれて職場でのコミュニケーション場面を取り上げたそれぞれ異なるロールプレイを行い、支援関係者も加わるディスカッション形式にてロールプレイの内容に関する討議を行いました。後半では、各グループがまとめた解決策に対して講師からの助言を行いました。
「エンパワメント」をキーワードに、学生にうちに身につけておきたい知識・技術についての確認をすると共に、学生のうちに主体性と社会性を培っていくことの大切さを学びました。


【分科会3】
写真:分科会3の様子分科会3 「見て学ぼう!みんなの書き方・打ち方」では、参加者が手書きノートテイクとパソコンノートテイクのいずれかの方法で講義の模擬通訳を行なった後、さまざまな工夫を取り入れて支援している4大学の事例報告を聞き、情報保障における多様な工夫を共有しました。
そのほか、意見交換やアドバイザーからのコメントを通して、配布資料の使い方や要約して表出する際の注意点という支援技術論の学びに留まらず、支援学生と聴覚障害学生がともに情報保障のあり方を考えていくことの大切さを参加者が再確認する機会となりました。


【分科会4】
写真:分科会4の様子分科会4 「解決!コーディネート現場の悩み」では様々な支援組織をもつ4つの大学から支援担当職員やコーディネーターをアドバイザーに招き、コーディネート業務の中でも特に課題が多いと言われる「入学前の面談」「支援学生の募集・養成」「学生のスキル向上・関係作り」について、各大学の規模や支援組織の特性に応じた取り組みを紹介いただきました。
また、これからの支援は教育的な視点に立ち、大学全体が関わって進めることによって支援の質的な充足が図られ、大学の質向上にもつながっていくということが確認されました。



■ 全体会Ⅰ

【特別講演】
写真:特別企画の様子特別講演では、文部科学省高等教育局学生・留学生課の松尾泰樹課長が「高等教育における障害学生への合理的配慮について」をテーマに、障がい学生の修学支援に関する検討会の報告について講演をいただきました。
すべての大学が注目する政策動向について、情報を得る貴重な機会となりました。



■ ランチセッション

写真:コンテストの様子今年度で5回目となるコンテストでは、「パネル発表部門」に12大学、「PR・啓発グッズ部門」に3大学が参加しました。今回も学生が中心となって活動発表をしている大学が多く、2時間があっという間に感じられるほど、参加者同士の積極的な情報交換が行われていました。

→『聴覚障害学生支援に関する実践事例コンテスト2012 結果発表』のページへ

写真:PEPNet-Japan活動報告PEPNet-Japan連携大学・機関活動紹介ブースでは、全国の連携大学・機関の活動紹介をパネルで紹介しました。




写真:聴覚障害学生支援に関する機器展示聴覚障害学生支援に関する機器展示では、筑波技術大学の教員・学生の協力を得て先端の情報保障技術の展示を行いました。また、Googleクラウドサービスを活用したコーディネートシステムおよび日常生活用具の展示も行い、いずれのブースにおいても参加者との意見交換が活発になされていました。
○携帯電話を活用した『モバイル型遠隔情報保障システム』
 (筑波技術大学障害者高等教育研究支援センター准教授 三好茂樹氏)
○聴覚障害者の講義受講支援のためのプロジェクタを用いた情報保障の検討
 (筑波技術大学産業技術学部産業情報学科准教授 若月大輔氏)
○聴覚障害学生向けソフトウェア操作教示ツール:SZKIT
 (筑波技術大学産業技術学部総合デザイン学科講師 鈴木拓弥氏)
○Googleクラウドサービスを活用した支援者のコーディネート・システム
 (株式会社アストジェイ 田島淳氏)
○聴覚障害者向け 日常生活用具等の紹介
 (トーシン・松山補聴器センター)
○距離画像を用いた動きのある指文字の非接触認識〜指文字入力インターフェースの実現をめざして〜
 (筑波技術大学大学院 技術科学研究科2年 三宅太一氏)

写真:相談コーナーの様子【相談コーナー"トーク&トーク】
今回初めての企画として、テーマごとに講師と参加者が自由に相談できるスペースを設けました。講師は午前中の各分科会登壇者や、PEPNet-Japan運営委員など、聴覚障害学生の専門家の方々にお願いをしました。日頃の支援に関する悩みや分科会では時間がなくて聞けなかった質問などが話され、マンツーマンの相談だけでなくグループで意見交換が行われる場面もあり、終始和やかな雰囲気で進められていました。

写真:ミニセミナーの様子【ミニセミナー】
こちらも今回初めての企画として実施しました。特にシンポジウムに初めて参加される方々や聴覚障害学生支援について基本的な情報を得たいと考えられている方々を対象として、3つの基礎的なセミナーを開講しました。
○「PEPNet-Japan活動紹介」(筑波技術大学障害者高等教育研究支援センター准教授 白澤麻弓氏)
○「聴覚障害学生支援における合理的配慮とは」(群馬大学教育学部准教授 金澤貴之氏)
○「松山大学 障がい学生支援団体POP−全ての学生に心と身体のバリアフリーを−」(松山大学学生 石川美穂・鎌田泰地・森貞千晶・酒井大輔・氏原秋里)
○「四国学院大学CHCの取り組み」(四国学院大学学生 豊田志帆・川北実由・小林芽以)


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「聴覚障害学生の意思表明支援のために」発行!

平成28年度モデル事例構築事業の成果として以下の冊子を発行しました。

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