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Q 聴覚障害とはどのような障害ですか?

難聴にもさまざまな種類があります。

伝音難聴
外耳から中耳までの仕組みに障害が起こると音が聞こえにくくなります。
耳垢がつまって外耳道をふさいでしまったり鼓膜の動きが悪くなったりすると、音の物理的エネルギーが、途中で妨害を受けて伝わりにくくなってしまうからです。これが「伝音難聴」です。
伝音難聴のほとんどは医学的に治療が可能です。

感音難聴
内耳から脳までの道のりに障害があっても、音は聞こえにくくなります。
耳のもっと奥にある内耳や聴神経などの障害で聞こえなくなる難聴は、「感音難聴」と呼ばれ、医学的に治療が可能な「伝音難聴」とは区別されています。
感音難聴は一般に、医学的な治療によって聴力を回復させることは困難で、治せない難聴といわれます。
伝音難聴は「音の損失」と言われるのに対し、感音難聴は「聴覚の損失」だといわれます。

混合難聴と老人性難聴
いわゆる老人性難聴は、耳から入った音が大脳で理解されるまでの道筋のすべてに老化が始まって起こるものです。
伝音難聴と感音難聴の両方にまたがったものを「混合難聴」といいますが、老人性難聴はどちらかといえば感音難聴に近いものの、混合難聴の特徴も合わせ持っています。
年をとると鼓膜や耳小骨が固くなって動きが悪くなり、音の伝達効率が低下してきます。有毛細胞や聴神経の数も減り、大脳での音の情報を処理するスピードも遅くなります。老人性難聴では、聴覚器官の部分部分の不利はわずかであっても、聴覚経路を進むにつれて障害が蓄積されてしまい、音の感受性が相当悪くなってしまうという結果を招きます。

TipSheet「聴覚障害」大沼直紀より
(2007/11/30)


参考になる資料
難聴の種類については、以下のTipSheetに概要がまとめられています。

チップシート聴覚障害1チップシート聴覚障害2
TipSheet「聴覚障害 ③」
 大沼直紀(筑波技術大学)

 聞こえのしくみと難聴
 →ダウンロード(pdf)


この他に参考になる書籍には以下のようなものがあります。

あなたの耳は大丈夫?表紙聴覚サポートガイド あなたの耳は大丈夫?
―よりよく聴くための対策から最新機器の紹介まで
 大沼直紀(1997)PHP研究所



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