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Q 国立大学では、聴覚障害学生支援に関わる予算的な補助はどのようになっていますか?(平成23年度以前)


国立大学への運営交付金の中に、「障害学生学習支援等経費」(特別7)という項目があります。この項が、障害学生への支援のための補助金として申請できるものです。

■ 障害学生学習支援等経費とは
この経費には、「教育支援分」「設備充実分」という2つの項目があります。聴覚障害学生の場合、学生1人当たりの金額は以下のとおりです。

金額
備考
教育支援分
300,000円 その年度に在学している聴覚障害学生の人数に応じて交付
設備充当分
 
330,000円 その年度に入学した聴覚障害学生の人数に応じて交付
この書類は、障害学生がその年にいるかいないかに関係なく、文部科学省から国立大学法人の経理や財務関係の事務へ、必ず配布されています。

■ 対象となる障害学生の障害の程度
交付の対象になるのは、以下の条件に当てはまる学生となっています。

①聾者
両耳の聴力損失60デシベル以上の者、又は補聴器等の使用によっても通常の話声を解することが不可能、又は著しく困難な程度の者をいう。
②難聴者
 
両耳の聴力損失60デシベル未満の者で、補聴器を使用すれば通常の話声を解することが可能な程度の者をいう。

■ 予算が下りる時期
注意が必要なのは、この申請は前年度の5〜6月頃に行うものですので、例えば平成20年度に入学した学生の分については、21年度の予算申請から反映されることになります。
そして、卒業したあとの1年間も、前年度の申請に基づいて交付金が下りることになります。
在学年とうまくあわせて交付金を受けることができないのが難点ですが、事情を考慮して在学期間にうまく支援が充当されるよう、担当者との相談ができるとよいでしょう。

■ 配分は大学の裁量
また、この「障害学生学習支援等経費」として計上したお金は、他の項目と一括になって「運営交付金」として大学に交付されるので、実際にその通りの額を障害学生の支援に充てるかどうかは、それぞれの大学の予算配分の仕方によって変わってきます。状況によってそれより多く支援に充てられることも、少なくなることもあり得るそうです。

なお、「障害学生学習支援等経費」の説明や金額については、文部科学省のホームページ等では公開されていません。公的なものでは、障害学生の修学支援について情報提供を行っている日本学生支援機構のQ&Aのサイトで、「国立大学の場合は、障害学生学習支援等経費として運営費交付金の一部として交付されています。」との回答が出ています。


参考になる資料

障害学生支援の財源については、以下のTipSheetに概要がまとめられています。

チップシート財源1チップシート財源2

障害学生支援の財源について ⑰

金澤貴之 
 1.公的な財源
 2.支援体制の立ち上げに必要なこと
 3.個人予算を充当することの是非
 4.競争的研究資金の活用
 5.おわりに
→ダウンロード(pdf)


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